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「おくりびと」

おくりびと
各種映画賞で昨年の日本映画「ベストワン」となった作品。アカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされているということもあって、観に行った。

遺体を棺に納める仕事をする納棺師を描いた映画。楽団が解散となって失業した若いチェロ奏者がふるさとの山形に帰って、たまたま就いた仕事が納棺師だった。「死穢」という言葉がある。納棺の仕事は遺体に直接ふれる。その結果、納棺の仕事をする人に向けられる世間の目は、ある種の偏見に満ちている。この映画でも主人公は、納棺師をしていると知った友人に「もっとまともな仕事をしろ」とののしられる場面がある。主人公の妻も一度は、実家に帰ってしまう。

だが、映画の基調は、そうした偏見の糾弾にはない。だれでもが「死」を迎える。その意味で、「死」は普遍的である。だが、一つ一つの「死」はそれぞれにかけがえのない「生」を送った後に訪れる。「死」を送る側にとっても、それはかけがえのない経験である。映画は、納棺師を、そうした「死」に立ち会う存在として描き出している。

いい映画であった。だが、当たり前だが、いくつもの死が登場する、重苦しい作品でもあった。
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2009年02月06日 感想/映画編 トラックバック:0 コメント:0












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