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これが「現実」なのか……


「闇の子供たち」(阪本順治監督)はどっしり重い映画だった。梁石日(ヤン・ソギル)の原作は読んでいないが、これはやはり現代世界の「現実」の一面なのだろうか。

タイにおける人身売買が描かれる。売れられるのは、貧しい農村の子供たちである。牢獄のような場所に押し込められ、売春をさせられる少女や少年。エイズとなり「仕事」ができなくなったある少女はゴミ袋に入れられて捨てられる。やはり売られたその少女の妹は、生きながら日本人の子供の心臓移植の対象とされる。

こうした現実に立ち向かう日本の新聞社特派員と現地のNPOのボランティアの女性が登場するのだが、最後まで「救い」はないどころか、映画は厳しく「我々」を告発する。

瀕死の状態で捨てられた少女は妹の名前をつぶやきつつ、ようやくふるさとの村にたどり着く。だが、そこには妹はもういない。彼女も牢獄のような小屋に寝かされ、亡くなった後は、その小屋とともに焼かれる。二人の女の子が健康で元気だったころ、水遊びをしていた光景がフラッシュバックされる。

映画館を出てきて、しばし感想を語る言葉も見つからなかった。


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2008年10月04日 感想/映画編 トラックバック:0 コメント:0












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