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小田実氏の死

本当に久しぶりに書いてみました。 

小田実氏が死去した。
 朝日をはじめ、訃報は大きな扱いで、追悼記事も鶴見俊輔氏(朝日)のものなどが出た。
 個人的な記憶を一つだけ記しておく。新聞記者をしていた当時、2回ほど小田氏に会った。一度は、北朝鮮から帰国したばかりのときで、文芸担当記者を通じて「ぜひ、話したいことがある」ということだった。私が考古学や歴史関係を担当していたためで、「ぜひ、話したいこと」の中身は、小田氏が北朝鮮の考古学者から聞いたという好太王碑(広開土王碑)についての「最新の研究」だった。
 好太王碑の碑文については、日本によって都合のいいように改竄されたという「研究」があった。小田氏が語ってくれた話の内容は、この「研究」の線に沿った話で、一介の考古学記者である私にとっても新しい知見ではなかった。
 印象的だったのは、北朝鮮研究者の見解を疑いもなく信じて熱っぽく語る小田氏の姿だった。ここで、好太王碑の碑文研究の詳細について語ることはできないが、一言で言えば、当時すでに「意図的な改竄はなかった」という考えが主流になっていた。小田氏は考古学の専門家ではないから、そのあたりのことをよく知らなかったとしても批判はできない。だが、北朝鮮の研究者がこういっているから、それが真実だ、という精神的態度は十分批判に値しよう。
 文学者としての小田氏の評価は私にはできないが、べ平連など社会運動の面で彼が残した足跡が大きなものがあると思っている。だから、私の個人的な回想には彼を貶める意図はない。ただ、その硬直した思考態度には「何でも見てやろう」の柔軟さはなかったことは確かである。
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2007年08月06日 感想/その他 トラックバック:1 コメント:0












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小田実氏死去

<訃報>反戦運動の旗手、作家の小田実さん死去 元「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)代表で、ベトナム反戦運動など市民運動の先頭に立った行動派の作家、小田実(まこと)さんが30日午前2時5分、胃がんのため東京都内の病院で死去した。75歳。自宅は兵庫県

2007年08月06日 zara's voice recorder

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