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自民大勝利――「愚民」を論ずる「愚インテり」

 いささか遅きに失したテーマであるが、いろいろ論議が出終わった感がするので、気になったことを記しておく。大勝利の原因を《「小泉劇場」のさまざまなパーフォーマンスをおもしろおかしく追うことに終始したメディアとそれに踊らされた国民》という図式で解読する議論が少なくない。「自分はそんなバカな大衆じゃないよ」ということかも知れないが、相も変らぬ「メディアに踊らされる愚民」という古色蒼然たる図式にあきれる。
 一部テレビのワイドショーを別にすれば、新聞をはじめとしたメディアは今回の総選挙の争点をほぼ的確にしていたし、小泉首相が「郵政民営化」しか語らないことの問題点もさまざまかたちで指摘している。国民の多くもその程度のことは理解していたに違いない。では、なぜ小泉自民党は圧勝したのか。一言で言えば、「変革」「改革」、つまりは「現状を変えるのだ」というメッセージの明確さだろう。その点で、岡田民主党は「政権選択」を言うばかりで、明確なメッセージは伝わってこなかった。
 むろん、「何が、どう変わるのか」については、小泉自民党の言っていることも何の具体性はない。だが、人々はひとまずそこに「決意」は見たのだ。それが小選挙区制度のメカニズムと連動したのが、今回の結果である。国民はそれほどアホではない。
 

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2005年09月26日 感想/その他 トラックバック:0 コメント:0

朝日新聞の「大検証」紙面

 けさ(2005年9月15日)の朝刊で朝日新聞が例の捏造報道について、3ページにわたる「大検証」紙面を展開している。捏造報道といっても、あのNHK問題ではない。朝日新聞長野総局の記者(28)が、田中康夫長野県知事と亀井静香氏が長野県内で会ったとして会談の内容を捏造したメモをもとにした記事が朝日新聞に掲載された件である。この記者はすでに懲戒解雇処分になっている。
 「大検証」紙面はなかなか読みでがあった。まるまる3ページもあるのだから当たり前だが、それだけでなく新聞の政治記事がどのように出来上がっていくのかという点についての、よく出来た「生きたテキスト」になっている。
 しかし、検証の内容としては大きな疑問がある。当事者の記者がメモを捏造したことは争いがないし、本人への聞き取りの内容もかなりくわしく掲載している点は評価できる。だが、本社政治部デスクから長野総局への取材依頼がメールだけだったことなど、本社と地方機関との直接のコミュニケーションが欠けていたことを何度も指摘していて、何か「メール」に「責任」を持っていこうとしている感じがある。
 当たり前のことだが、元新聞記者としてよく分かることだが、総選挙ともなれば、政治部はもとより地方機関だって忙しい。メールという便利な機械が駆使されるのは当然だ。一つ一つの本社からの取材依頼について、紙面での「使われ方」を吟味することなどできはしない。
 政治部からの取材依頼に会ってもいない田中知事から取材したように偽り、しかもいかにもありそうな一問一答を捏造した記者の度し難さが、この事件のアルファであり、オメガである。朝日新聞は「ウソを書いてはいけない」という記者教育を、まずしなければならない。

ついでに書いておくと、NHK問題についてもさっさとしっかりとした検証をしてほしい。

2005年09月15日 感想/新聞編 トラックバック:7 コメント:2

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